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Ｍｙ　Ｄｏｇ　Ｌｉｆｅ

1999年11月3日引き取りに行く


私は特に犬好きでもなく、でも子犬の写真をみると
かわいいなぁ〜と思う程度である。いえ、だった。

子供が自分の周りの友達が犬を飼っていて、小学校の2年になる頃から
ずっと犬を欲しがっていた。
ようするに我が家は子供のおねだりで結局の所犬を飼うことになった。

なぜウェスティ？
運動会が終わったある休みの日、自宅にペットショップの広告が入っていた。
子犬ばかり集めて、たくさんの種類の写真が載っているその広告を見て
「かわいいから見に行ってみようか？」と買うと決めたわけでもなく
出かけた。
見にいくと、やっぱりかわいい。
ぜんぜん犬に興味がなさそうな主人も、見るとやっぱりかわいいらしい。
「犬、飼う？」と主人が（・・・あとから思うとこの一言できまった）
「うん、ぜったい飼う！」と、子供。
「うちで飼うならどんな犬かな」
「ウーン」
まずあまり大きくならない犬
一戸建ての家とはいえ、狭い庭なので大きな犬は無理でした。
外でも育てられる丈夫な犬。
このあたりでだいぶ絞られてきた。

ペットショップの犬達はみんなそれぞれのガラスのむこうで
寝ていたり、遊んでいたり。
その時のテリーの様子はしょんぼりと顔をうなだれ
耳だけピンク色の耳をピンを立てて、こちらを見ていた。
耳が顔のわりには大きくなんだかうさぎの
ようだと思った。おとなしそうにみえる。

その場ですぐ決められなくて車の中で家族で相談して
他のペットショップも見に行き、夕方またそのお店に
戻る。

テリーはやっぱり同じ様子だ。ほぼ決まり（ほとんど見た目で
決めたのね）そしてお店の人にあのコを出してみて欲しいと頼む。
はしゃいでピョンピョン跳ねていた。お店の人も「元気な犬ですよ」と。

でもそれがほんとにわかったのは飼い始めてしばらくしてからだった。

犬を飼って、見た目のかわいさだけでなく
やっぱり自分の犬がかわいくなるのは
なんでなんだろう。
そんなにわたしいうこときかなくて
ごろごろ良く寝ているテリー。
やっぱり真剣に育てているからかな。
小さい頃には噛む強さの加減もわからず
おもちゃが欲しくてわたしの手を噛んだ。
子犬の歯は先が尖っているので血が出て
痛かったが、そんなことにひるんでいては
飼い主なんかやってられないと、つかまえて
いけないことを教えてきた。口をつかんだり
テリーの手を噛んだこともあった。
本はたくさん読んだ。図書館が近かったので
犬の本という犬の本はみんな借りて読んだ。
テリーはよく眠る。ひざの上があたたかくて
気持ちいいらしく抱かれて何時間でも寝る。
でもまだまだやんちゃで強情のテリー。
これからもわたしを悪戯して困らせて、わたしは怒ったり
しかったりしながら育ててゆくのだろう。
白いにんじんのような尻尾をプルプルふるわせて
わたしを幸せにしてくれる。

覚えたこと
オスワリ、フセ、マテ
でもこれはまだ食べ物と引き換えに仕方なく
やっている
最近はお散歩前にもやらないと出してもらえないことが
わかりできるようになった

おいでは家の中でおやつを期待してとんで来る時
練習の初めの1回。

これを聞いてわかるように、とても食いしんぼ
げんきんな犬である。
今はおやつのためではなく、命令をきいてくれるように
練習中だがウェスティにとってこれはできることなのか？

ほめ上手になりたいが、わたしがほめてもあまりうれしく
ないらしい。しかし主人にほめられると凄くうれしそう・・・

8月生まれのテリーがはじめてカットしたのは
8ヶ月のとき。
同じウェスティを飼っている方に紹介してもらい
グルーミングの学校の校長先生をしている方が
道具を持って自宅まで来てくれた。
ウェスティのトリミングは毛を抜くので
ちゃんとした犬の美容室でやらないとバリカンで
刈られるだけのカットになり硬いいい毛にならないと聞いた。
テリーは慣れないけどがんばっていた。
見違えるようにすっきりとした。
その後東京に越してその先生にはお願いできなくなったが
近くのテリア専門の美容室を紹介してもらい今は
そこでカットしている。
まだ顔の毛がやわらかいと言われて細面だった
テリーがだんだん毛が増えてきて顔に丸みが出てきた。
でも自分の犬はいつでもかわいい。
細くても丸くてもモシャモシャのテリーでも。
だんだん顔つきが変わっていくんだなと
育ててわかった。同じ種類でも色々な個性があることも。
小さい頃は前髪が巻き毛になっていたのに今はもう癖が
ないまっすぐになってきた。耳は1歳ぐらいから黒っぽく
色が変わってきた。獣医さんや美容室でたずねたところ
病気や異常ではなくこれも犬それぞれの個性で変化する
そうだ。
これからどんなウェスティになっていくのか楽しみだ。

今年2月1日テリーは去勢手術をした。
この手術は必要かずいぶん悩んだが
することにした理由。
・子供を取る気持ちがないこと
うちはこの1匹の犬がいるだけでそれでいい。
・公園で遊ばせると他の雄犬に強気。
これは雄の犬なら当たり前。雌の犬をめぐって本能
がそうさせる。
・遊ぶことよりにおいつけにご執心
他の犬達が楽しそうに遊んでいる姿と違って
自分のにおいをあちこちにつけることに夢中になっていた。
1歳4ヶ月ぐらいからとくにマーキングが増えた

手術後のテリーの変化
手術をした日、それから2、3日は痛々しかった。
でも1週間後抜糸をした頃にはだいぶ元気。
外やお散歩大好きのテリーは外がうれしかった。
その抜糸した日病院からの帰り道リードをつけていない
犬にばったり。その犬はテリーを雌だと思ったらしい。
後ろに乗られてテリーどうしたらいいのかわからない
といった表情でおろおろしていた。
それから少し元気がないような。
でも他の犬と会っても、大丈夫。元気なテリーだった。
気の合わない相手とはやっぱり引かない強情さはそのまま。
公園で他の犬に乗る（足捕まえ攻撃）ことはなくなった。
マーキングはほとんどしなくなった。
ウンチの時高い所ににおいをつけようと逆立ちウンチを
したものだがそれもなくなった。

アイコンタクト
本ではやっぱり十分じゃない。
ドッグトレーナーの方に月2回集団トレーニングを
受けている。
本当はもっと早く訓練がはいればよかったが
仕事をしていた私のせいと、本を読んでどうにか
なるかと甘い考えのせいで遅くなった。
ドッグトレーナーの方に見てもらって一番わたしが
できていなかったことは一番大切なアイコンタクトだった。
ごはんの前にオスワリもマテもする。
でもわたしの顔を全然見ていなかったことに気が付いて
いなかった。1歳と4ヶ月そのときまで、テリーは
私をみていなかったのだ。これを今から挽回するには
相当がんばらないといけない！そう思っている。
それからごはんの時練習をして、しっかり私の方を見てから
よしを言う練習をすると、ごはんに関することだから
意外に早く覚えた。今は散歩前、おもちゃをあげる時と
少しずつアイコンタクトを増やしているところ。
やっと犬に見つめられるうれしさがわかった私だが
まだまだ訓練の道のりは長い。

オイデ
これもどの本を読んでも大事なことだとかかれて
練習しているつもりでいたが
ぜんぜんできていない。
おやつを食べに来る時だけ・・・
ロングリードを使って練習すると周りの音が
気になってなかなか落ち着いて待てできない。
待って、オイデで呼ぶとそろそろ1度は近づいてくる。
2度目はむづかしい。
他の訓練中の犬達はうれしそうに走ってとんでくると
いうのに。また先にすすめるようならＵＰしたいが
いつの日になることやら。

見つけた。同じ犬舎、同じお父さん、お母さんも同じ。

同じ犬種ウエスティのゴン君のお母さんが作っているサイト

でテリーと同じお父さんとお母さんから生まれた
こなんくんを見つけた。
以前も途中まで探したことがあったが途中であきらめちゃったのか
見つからなかった。
100番目まで見て・・・200番まで見て「・・・いないか・・・」
と思ったが。「見ぃつけた！」パソコンの前でひとりで興奮して
さっそくテリーに報告♪こなんくんの飼い主さんにもメールを。

遠いのにネット上でお知り合いになれて
突然のメールにもかかわらずお返事がいただけて
うれしかった。

メールに添付してくれた写真よりこなんくん
	8ヶ月の頃のテリー

我が家は秋のイベントが多く、わたしのの誕生日も
また10月。
この季節には夏には葉ばかり茂らせていた植物の花も
また勢いづき、金木犀は忘れずにいい香りでうれしい
気持ちにしてくれる。花や木も「誕生日だね」と祝ってくれて
いるような。めでたいわたしである。

また子供も大きくなり「何がほしい？」「ケーキ作ってあげる」
とうれしいこと言ってくれ、本当に作ってくれた。
この歳だし、自分の誕生日なんてしなくていいかな、っと思って
いてもやさしい気遣いはやっぱりうれしい。

でも我関せずとばかり、自分中心にブリブリとしているのが・・・
「今日の散歩はまだかな」
「みんなでいいもの食べて、自分のごはんはまだ？」
犬には他人の誕生日なんて関係なくてあたりまえ。

そんなテリーからの贈り物
抱かれるのが嫌いな犬もいるようだがテリーはなぜだか
抱かれるのはけっこう好きらしい。
ひとの脇の間に鼻先をつっこんであっとゆうまにスヤスヤと
寝息をたてる。しばらくそうしていて、いつまでも抱いていられないと
「降りて」というとサッとおりる。
わたしも暖かくてうれしいが、テリーにとっても気持ちがいいらしい。
わたしの好きな時間だ。
急に朝晩冷え込んできたこの季節にうれしい、あったかい
ぬくもり。
これがテリーからの贈り物だ。

一生懸命になっても背中ばかりむける
トレーニングのとき何度前にまわっても
わたしに背中を向けて座りなおすテリー
こっちを見てよ。

テリーは家の主であるパパを自分のリーダーだと
心に決めて日々リーダーによろこんでもらおうと努力し
そのテリーの目は真っ直ぐにパパを見つめ続ける。
あまり関心のなかったパパもそんなテリーに少しずつ
心を動かされているように見える。
犬嫌いではないが、特にかわいがるでもなく
たまに遊んでやり、けっして抱いたりしない。
でもテリーは大きくて力強くてたまにやさしいパパが
すごく好きだ。パパのためなら何でもするという風だ。

わたしや子供との関係はゆうことをきかなければ怒られるし
もしかしたらおやつをくれるかも・・といった
冷めた関係だ。
でも子供は学校から帰り少しの間めちゃめちゃテリーをなでまわし
その歓迎振りがテリーにあってるらしく、テリーもお尻を
ふって（尾じゃなくて）よろこぶ。

わたしは一番長い時間いっしょにいるし、手入れや散歩は
私がする。お散歩のときはそれはうれしそうだが
でもそれはお散歩ができるのがうれしいんだ。
小さい頃仕事をして留守番させないといけない日が多かった頃
私はいるときといないときの差がつきすぎると
余計寂しがるようになるからと、家に戻ってもしばらく相手を
しなかったり、あまりべたべたしていなかった。
それにシャンプーや耳掃除いやがることもするから
そりゃ無理もないけど・・・
それにしてもつれないね。

2001年12月15日にウエスティのオフ会
セミナー（南町田）＆クリスマス会（宮が瀬湖）があり
テリーを連れて参加。
子供が赤ちゃんの頃、やっぱり同じ赤ちゃん連れのお母さんと
一緒になるとうれしいのと同じで
テリーと同じ犬種ウエスティを連れている人に会うと
「キャー、同じウエスティ！」と、とってもうれしい。
つい足を止めて毛がどうの・・・、性格がどうの・・・と話し
はじめだす。
ただなかなか会えそうでウエスティに会えない。
それでインターネット上のウエスティを飼っている方が集うオフ会に
以前から行ってみたいとずっと思っていた。

予定の受付時間をすぎてお店に入ったのでもうあちらにもこちらにも
ウエスティ。すぐに自己紹介が始まった。
犬のほうはホームページ上でお会いしたことは
あるものの飼い主さんは初対面。ああ、あのページの〇〇さんだ
と、きょろきょろしたり、挨拶したり。
ネット上の出会いは初めてだがそこに集まっている人は
みんなウエスティ大好きの人達だ。
セミナーはＪＯＫＡＲの店長さんが魔法のように目の前で
かわいらしくウエスティらしくカットしていきながら説明してくれた。
カットに使う道具やパウダーなど。
このところ自分でやりたいと思っていたので真剣に聞いてきた。

宮が瀬湖への移動はうちの車になかなか逢えなかったり、道が混んでたり
してたどり着くまで時間がかかったが、日本一大きなもみの木の
Ｘ'masツリーを見ることができた。

ウエスティのやんちゃぶり、食いしんぼぶり、いろんなお話を
もっとしたかったけれど、セミナーやクリスマス会で
みんなのウエスティを見て「やっぱり、いっしょだ〜(^^)」と
わかった。
“百聞は一見にしかず”ってこうゆうとき使うかな？
初めてのオフ会はこの冬の素敵な思い出。---Merry Christmas!!

最近・・・・

２歳６ヶ月を過ぎ、昨年去勢手術をしてから１年。

同じウエスティを飼っている方に
４歳になったら落ち着いたのよ、
３歳になってからずいぶん落ち着いてきたよ、
といろいろ話は聞くけれど・・・・

少しずつテリーは成長し、成犬らしく毛並みもなり
やんちゃなだけでなくいろんなことを理解したり、考えたり
しているらしい。

小さい頃は散歩のあと足を拭くのも大変だった。
でも今は足を拭くのを嫌がったりしない。
あいかわらずゴミ箱に頭を突っ込んでは叱られるけど。
イタズラをしている時が一番楽しそうに見えるけど。

散歩に行く時のちょっとうれしい変化。
大好きなはずのお父さんに散歩に行くよと
声をかけられた時のこと。
なぜか玄関の方に寄るが下に降りてリードをつけてもらおうとしない。
わたしが行くといつもどおり降りるのに。
子供がリードをつけようとしても同じだった。
「テリー、リードをつけてくれるって！呼んでるよ。」と
言いながら内心うれしかった。

わたしと散歩に行くのがうれしいのか
わたしを散歩係と認めたのか、どちらにしても
テリーなりに何かを考えている。

テリーの散歩のことでもうひとつ。
わたしが１日中出かける用事があって８時ごろ帰った日、
家の近くをスーツを着て犬を散歩させている姿が。
仕事から帰ってすぐ、テリーが出たそうだったので
連れて行ってくれたそうだ(^^)